ミュージカル・メリーポピンズ
ついに念願叶って観て参りましたミュージカル版メリーポピンズ!
かなり内容に触れてしまうので、これから観る予定の人、観たいと思っている人は、
このブログは観ないようにしておいた方が良いかもしれませんよ。^^;
こちらがチケットでお次は会場の看板です。だいぶウキウキしてます。(笑)
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このメリーポピンズの会場となったプリンセス・エドワード・シアターという劇場は、
すっごい深い造りになってまして、安い席は天井の上?みたいになってしまいます。
でも一番安くてて5000円もするのです。ちょっと無理しても良い席がお勧めかな。

さてメリーポピンズはディズニーの映画を思い浮かべる方が多いと思いますが、
僕も映画のイメージのままミュージカルを見に行きましたが、同じではないです。^^;
元々の原作はP.L. トラヴァースと言う人が書いた「風にのってきたメアリー・ポピンズ」
という児童文学小説で、全部で四つのシリーズがあり、それが元になっているのです。
ミュージカルを観てストーリーがかなりアレンジされていて、気になって調べました。
これだけメリーポピンズが好きならもっと早く調べておけば良かった。^^;

先ず登場人物ですが、一番違うのはバンクス家の使用人二人かな。
映画では女二人のメイドが居て良い雰囲気を出していますが、舞台ではコックの女性と、
痩せでノッポの頼りなさそうな男が使用人として出てきます。これはどうも原作の方。
お父さんのバンクスはやはり厳格で厳しそうな所は同じなのですが、
映画のように仕事バリバリ絶好調!っていうよりは、仕事に追われて疲れてます。。。
気は強いけどちょっと弱々しい面が見え、仕事もそんなに出来なそう。^^;
ついでにバンクス婦人は背の高いすらっとした美人の人が起用されていたのですが、
映画的なユーモラスのある感じの女性ではなく、お嬢様で頼りなさそうな感じ。
どうもこの二人がいまいち存在感が弱くて勿体ない気がしてしまった。キャラが弱い。
バート役もちょっと弱かったな。歌や踊りはまあまあなのですが、鼻声が気になる。。。
何だろう、もうちょっと女性を魅了するようなセクシーさが欲しいな。^^;
肝心のメリーポピンズと子役二人ですが、ここは結構良かったと思いました。
メリー役の人はさすがに歌も踊りも上手く、これは当然と言えば当然かな。
でも頭の髪や帽子の存在感が強くて全体のシルエットがいまいち綺麗ではなかった。
もうちょっとすっきりして見せてくれても良かったかもな〜。
スタイルはバンクス婦人の方が良かったかも。ちょっとコケティッシュだったな。
でも原作のメリーポピンズは若い女性というよりはおばさんぽいらしいです。^^;
子役二人は大人に負けず、歌に踊りにとかなり頑張っていました。
映画の様な、素朴な昔のすねた子供というよりは、今時のちょっと頭が良くて賢い感じ。
学校は大丈夫かな〜っとつい心配にもなってしまったけど、代役がいるよね。(笑)

ストーリーですが冒頭で少し述べたように、映画とは全然構成が違います。
映画ではエンディングの凧上げの曲は真ん中で使われたり、観たことのないシーンが沢山。
映画の中心的なシーンになっている絵の中に飛び込む所も無くて、
代わりに公園の石像達が踊り出したり、不思議な街へ出かけて行くというシーンがあり、
その中の街で「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドゥーシャス」が歌われる。
また天井でお茶を飲むシーンもここには入ってなくて、ちょっと残念。好きだったのに。

そんな感じだったので、最初は色んな違いに戸惑ったけど、やはり生のオーケストラで、
楽しい歌と踊りを観ていると、やっぱりこっちも楽しくなって来るというモノ。
この作品は本当に音楽が良いんだな〜っと再認識。アレンジはもう一歩かな〜。
銀行のシーンと2ペンスの歌を歌うシーン。この歌は本当にいいな〜。
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で映画には無いシーンで街で出逢った人たちと絡むシーン。
黒人のおかあちゃんがまた良い味を出していて、動きとかもキャラクター作ってます。
そしてスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドゥーシャス!がここで歌われ、
もうこの曲が流れると無条件に楽しくなってしまうのは僕だけでしょうか。^^;

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他に初めてのシーンとしては子供達の玩具が突然喋って動き出すようなのも。
そして中盤風が変わりメリーポピンズは一度子供達の前から居なくなってしまいます。
これはその前のバートとのお別れのシーンでして、かなり二人はイイ感じ?^^;
そして傷心の子供達はバートと一緒に凧を上げます。お巡りさんも一緒に加わったり。
すると、風で凧が流され、一生懸命引き戻していると、凧にはメリーポピンズが!
これもやはり原作でメリーポピンズが子供達の元に帰ってくるシーンがあるようです。そして煙突掃除屋達との「ステップインタイム」これも楽しい素敵なシーンでした。
そして感動のエンディングへ。子供達は両親に語ります。
メリーが居なくなるというのは、自分たちにはもう彼女が必要なくなって、
彼女を必要としている他の子供達の所へいくんだと。。。
そんな感じの舞台だったわけですが、やっぱメリーポピンズは見終わると幸せだな〜。

全体として映画と比べるとかなりファンタジーな世界が少なく、メリーの不思議さも弱い。
その辺はリアルで人間が演じる舞台の限界になってしまっているのだろうか?
絵に飛び込むのは難しくても、天井でお茶のシーンとかは行けると思うんだけどな〜。
観る前はその辺の演出や美術に期待していたので、その点はかなり残念。。。
美術もオペラ座の怪人と比べると劣っているのが見えてしまいました。
絵を描いた幕を多用していて、オペラ座のリアリティのある厚みの美術と比べると、
工夫がもっと欲しい気がしてしまう。この題材でビジュアルはもっとも重要だしね。
絵を使うのはファンタジーを演出するのには全然有りだと思うのだけど、
その絵自体に魅力を感じなかったので、一番のこだわりどころを外している気がした。

一番演出で良かったのは照明かな。幻想的な世界を創るのに一番力を出してました。
黒沢映画や最近のイベント演出で注目されているShinkilowという照明チームがいまして、
彼らの照明技術を参考にしているのかはわかりませんが、
舞台から光が客席に拡がる照明の演出手法はかなりぐっと来ました。いい!

今回凄く期待していったので、良くも悪くも色々と裏切られました。^^;
やはり素材や音楽はすっごく良いモノなので、そう言う意味では十分楽しめるけど、
演出的な部分やキャラクター作りにはかなり不満が残ってしまいました。
でも良い席で観ていたらもっと違う印象になったかもしれないね。
やっぱり遠いと細かいところまで目がいかず、全体を引いて観ちゃうからかな。^^;

次に舞台を観る時は、半額チケットで一番良い席を取れる時にしようと思いました。(笑)

ちなみに原作の本はロンドンでは英語しか手に入らなそうです、誰か送って。。。
って、英語で読めって話だよね〜。^^; この四冊です。
風にのってきたメアリー・ポピンズ
帰ってきたメアリー・ポピンズ
とびらをあけるメアリー・ポピンズ
公園のメアリー・ポピンズ
その他のメリーポピンズ達
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by michiyuki917 | 2005-11-23 08:30 | Review
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