人気ブログランキング |
保育園プロジェクト@麻布
seedsという子供を相手に素晴らしいアートやパフォーマンスを提供する企画があり、僕もそこで映像を通して子供達と触れ合ったりしています。今は二人の写真家の作品を僕が映像化し、それに物語を付けて、ライブで子供達に語りかけていきます。
今回は麻布にある保育園で二回目の訪問になりました。

最初に世界中の人の写真を撮っている須藤尚俊さんの子供の写真を使ったモノを上映。見ている保育園児達とあまり変わらない子供達。自分たちの知っている子供の世界とは違う子供の姿。ある子供は労働をし、ある子供は見たこともない動物と暮らしている。また、不思議な衣装を身に纏っていたり、土や木の家に暮らす人々。そういった未知の世界と、自分とは違う肌や文化を子供なりに感じ取っていく。保母さん達にも何で?何で?っという疑問をそれぞれぶつけたりしていました。黒人の子供の写真には「何で黒いの?海だと日焼けするから黒いんだよね?」とか、想像力を働かせてくれていました。

次にku-kiのイベント以来お世話になっている、内藤忠行さんの動物の写真を、シマウマの子供を主人公にしたお話し。動物達は普段彼らが動物園目にするのとは違う野生の動物。だだっ広い草原や、そこに多種多様な動物か同じ空間で共生している。檻の中で飼われているのではなく、自然の中で生を全うしている姿に子供達も目を光らせる。上映中も「カバー」「キリ〜ン」「ライオンだ〜」等声を上げて映像に反応する。

この後、子供達に手作りで作ってもらった楽器(シェーカー)を使って音遊びと、動物の物まね。画面に次々に現れる動物の動きをみんな想像で付けていく。パーカッションの本庄さんがさらに動物のイメージで音を付け、子供達はノリノリになっていきます。カバの時は子供達も床をはいつくばって泳いで見たり、キリンになると精一杯手を上に伸ばして大きくなってみる。ゾウの時は全身の体重をかけて足踏みをするなど、それぞれ楽しそうに表現していました。

最後には本庄さんがサンタのように大量に持ってきた様々な楽器を自由に触り、みんなでフリーセッション?子供達は初めて触る楽器(おもちゃ)に大喜び。全身全霊をかけて音を出そうとします。ん〜、恐ろしいほどのパワー。でも、そういう時間になると子供達それぞれのキャラクターがかいま見えてきます。積極的に触る子が大半の中、物怖じする子、遠くで見ている子など、子供ながらに色んな表情をしたり、考えている様子を見ました。子供といっても色んなコトを考え、その小さな社会の中でも微妙な関係を持ったり、大人以上に感受性が高いが故の苦労を感じました。そういうのを一つづつ乗り越えて、自分が育っていくのでしょうね。そういうの関係が良いか悪いかではなく、そういう状況に子供が直面することが大事なんでしょうね。

終わってから、園長先生や保育士の人たちと色々と話しました。その中で沢山の大事な話をしたように思います。今の大人でも人との関係を怖がる人が多いけど、そういうのも子供の時に人と接する機会がどれだけあったかが関係していたり、どんなモノを与えられたか、与えられなかったか?必要な手助けとそうでない手助け。子供と接することは、社会と接することだな〜っとも思いました。子供を通して見えてくる現代の日本というのがあります。

子供からは与える以上に、与えられるモノが多いな〜。むしろ与えられっぱなしかもしれないね。(笑)特に、何故?って思うことの大切さ。それがあるか無いかで、生きる力もかなり変わるように思う。
何故?どうして? 知りたい、感じたい、近づきたい。好きだ、嫌いだ。そういうのが人間という生き物が生きていくパワーなのかもしれないな。
b0046388_222248.jpg
b0046388_232657.jpg
b0046388_24788.jpg
b0046388_243466.jpg

by michiyuki917 | 2004-12-24 12:00 | Reports
<< あがた森魚ライブ@新宿ArtP... クリスマスイブ〜年末にかけて >>