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世田谷美術館でダンス
ゴールデンウィークの最後の日に世田谷美術館で、笠井瑞丈さんのソロダンス、
「ジギーに憧れて」を見てきました。種子田さんが三曲楽曲提供されていたり、
美術館というロケーション等も含めて、興味深いステージでした。

初めて笠井さんの踊りを見たのですが、若さとそれ故の色気を感じるモノで、
かなり無邪気な子供っぽさを感じさせるところと、反対に静かな色気を放ったり。
最初はかなりゆっくりとした動きで、空間や時間の流れを静かに動かしていき、
彼から何かを発するというよりは、中に引き込んでいこうという感じがする。
そして踊りも半ばに入ってくると、徐々に押さえてきたモノが溢れ出るがごとく、
動きが激しさを増していき、半狂乱で暴れているような状態になった。
踊りというよりは、子供が転げ回って無茶をしている感じ。^^;
実際下は堅い大理石なのに、殆ど受け身も取らずに地面や壁に体当たりし、
バシバシと打ち付ける音をむしろ聞かせているようでもありました。
見ている方が冷や冷やするほどに無茶をしている感じで、
かと思うと、すっと緩やかな動きになってまた内へと空気を集めていく。
なかなか面白いダンサーだな〜と思いました。
あか抜けず、ぶっきらぼうな感じも有る意味かわいげを感じさせ、
女性なら母性本能をくすぐられるような感じかもしれない。(笑)

いつか絡めたら面白いダンサーだと思った。

また、この世田谷美術館は久々に行きましたが、なかなか良い空間を持ってて、
こういった場所でパフォーマンスするのもかなり魅力かもしれないな。
by michiyuki917 | 2005-05-09 10:54 | Review
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