人気ブログランキング |
【観劇】@ MIME Festival
【観劇】@ MIME Festival_b0046388_949745.jpg
【観劇】@ MIME Festival_b0046388_9493376.jpg

今日は久々の観劇で、こちらでたぶん初?のパフォーマンス系を観てきました。
London international MIME festivalという国際フェスの最初の演目で、
フランスから来ているCompagnie 111というパフォーマンスグループ。
会場はWaterlooにあるSouth Bank CentreのQueen Elizabeth Hallです。




【観劇】@ MIME Festival_b0046388_105416.jpg
【観劇】@ MIME Festival_b0046388_105436.jpg
こちらが会場のロビー。
しかし、会場に入った時点で本日のチケットは持っていませんでした。
インターネットやブッキングオフィスでは最終日という事もあり既にSold out。
しょうがなく、当日券やキャンセルを期待しブッキングオフィスへ再度行く。。。

【観劇】@ MIME Festival_b0046388_1073392.jpg
そして行った時点ではやはりチケットは発売されておらず、
ソールドアウトで当日券待ちの列に並んで待たされました。^^;
しかし、その甲斐あって、何とか当日券をゲット出来ました。
安い席で£7です! 1,400円程度ですからかなり良心的。

さて、このフェスのオープニングに選ばれたこのカンパニーですが、
パフォーマーが6人(女性1)で映像や音楽も入りかなり厚みが有ります。
先ず、トロンボーンの音で徐々に明かりが入り、奏者一人が浮かび上がる。
そのメロディに徐々に電子音(キーボードかプログラム)が被さってきて、
それが序曲の様にはじまり、また暗転する。
するとふと天井から白い棒が降って来て、一瞬映像かと思うが実物の棒で、
ブラックライトに照らされた棒が、暗闇に発光して見える。
およそ横に20〜30本で奥に8〜10列の白い棒達が、
綺麗に空中でそれぞれ上下に動きながら整然と様々な形を描いていく。
シンプルだが不思議な重力を感じ、どんどん引き込まれて行きます。
途中から映像がそれに被さり、また違った表情を見せ面白い。
こういうのを観るとどうしてもその仕掛けを考えてしまうのは職業病?^^;

その後舞台上に人間の手がにゅっと洗われる。舞台上には左右に溝があり、
そこから人の手や頭が出てきて、人間のパーツがパフォーマンスを始める。
頭だけが地面を行ったり来たりしたり、遠くで手や足が動き回ったりして、
人間の身体が伸ばされているように錯覚し、それがコミカルで面白く、
会場ではかなりの笑いがこぼれ、みんなステージのパーツに釘付けになる。
ここからこの棒、パフォーマー、映像、音が色んな組み合わせで展開し、
シンプルながら、様々な表情をみせ最期まで楽しませてくれる。
エンターテイメントとして成立させつつも、コンテンポラリーでもあり、
表現としてもとても洗練されていてかなりおもしろい。

映像の使い方も今まで観た映像を使用したパフォーマンスの中では、
かなり面白いもので、すごく勉強になった。ちょっと悔しいが。。。(笑)
音と映像の組み合わせで面白かったのが、多分テルミン(丸い形の)を使い、
その前に手をかざしながら音で遊ぶのだけど、それをビデオキャプチャーし、
後ろに下がった棒のスクリーンへそれをエフェクトをかけて投影している所。
かなりプリミティブな方法での映像と音の同期なわけですが、
後ろのスリット状になった棒のスクリーンと組み合わさり、良い質になり、
空間感も豊かな、かなり面白い映像になっていました。

そしてステージに配された溝とその下にあるであろうレールを思いっきり使い、
垂直に立った棒も次から次へと袖の横からすーっと逆の袖に移動していったり、
そうかと思ったら動かない人がすーっと横に移動したり、棒につかまりながら、
ムーンウォークの様にゆっくりと走っていったりする。
また、プロジェクターもこの溝(レール)に乗って必要な時に袖から現れ、
照明や小道具もこの溝やレールを使い移動させていて気持ちが良い。
人間のフロアレベルもステージの上かとおもえば、膝から下はステージの下とか、
棒につかまって空中を移動したりして、三次元的な空間の使い方に脱帽。

全体的にすごく色んな要素が有るように感じるけど、
使っているモノはパフォーマー以外には基本的に様々な長さの棒と映像。
あ、後半になって光るローブも出てきて、また色んなビジュアルを見せてたな。
単純にこういうシンプルなモノが綺麗に見える時の強さは印象に残りやすい。
映像にしてもエフェクティブなモノではなく、単純で少ない色数と構成で、
美術をしっかりと考えた映像作りがされていて、逆に良く出来ている。
勿論この美術を成立させる為の照明もかなりしっかり機能していて良かった。

パフォーマーにしても単に技術を見せるのではなく、全体を見ていて、
すごく身体的な筋力や技術が必要なシーンでもそれをするっと見せる事で、
観客を流れの中へスムーズに導き、逆にすごいな〜っと思わせてくれる。

全部で70分弱のパフォーマンスだったのだけどあっと言う間だった。
自分とかぶる世界で、久々にやられてしまったと思った舞台でした。^^;
ここで細かく語ってもあまり伝わらないし、実際に見てもらいたいけど、
日本でやる予定とか有るのかな・・・?ホームページはトップだけだし。( ̄- ̄;)
もし日本に来る事があったら是非見て欲しいパフォーマンスですね。
フランスのカンパニーでイギリスから近いので、いつか直接尋ねてみたい。

ん〜、本当に、今回の舞台はやられた。^^;
これが観られたのは本当に良かった。当日券を待った甲斐が有ったモノです。
かなりはじっこで少し見切れてしまう席だったけれど、£7でこれは凄い。
これが最終日でなければ色んな人に勧めたかった舞台だな。

「Compagnie 111」要チェックです。
by michiyuki917 | 2006-01-14 11:43 | Review
<< アーティストと地域の形 調子にのって >>